横須賀市水道局

横須賀市では、1985年から公道内給水管にステンレス配管を採用しています。

給水管のステンレス化の検討を着手したのは1978年で、1985年以降はステンレス鋼管が使用されています。

この結果、2001年度の給水管のステンレス化率は、概ね54%まで向上しています。

給水管のステンレス化率が増加するにつれて、漏水率が順調に減少し、漏水修理件数も、1985年度の2400件レベルから、2001年度には700件にまで減少しました。

この結果、漏水率減少による経済効果だけでなく、修理費用の低減も期待されています。

また、溶接工法によるステンレス配水管もすでに実績があり、システムの検証を行っています。

横須賀市水道局は、ステンレス協会と共同でモデル配管を用いた残留塩素測定を行い、残塩減少特性に関してステンレス管と他材料管との相対評価を行いました。

この結果、管種の異なる6系統の実験結果において
モルタルライニング菅 > 塩ビ管 > SUS管 > PE管
の順で、残塩の減少量が小さく、塩素使用量が顕著であることが確認できました。

管種別の残留塩素特性
≪参考資料≫
・モデル配管における水道水中の残留塩素測定調査

横須賀市水道局ホームページ