2022年8月30日
ステンレス協会と一般社団法人特殊鋼倶楽部の共同事業であるステンレス鋼公正貿易連絡会(以下「公正貿易連絡会」)は、経済産業省の関係部局と「貿易救済措置の制度に係る勉強会」(以下「本勉強会」)を開催しました。
昨年後半以降、我が国のステンレス鋼材の輸入が急増しているなかで、不公正な輸入により我が国ステンレス鋼産業が損害を受けていることが確認された場合には遅滞なく行動に移せるよう、本勉強会を通じて、貿易救済措置申請の要件や手順、更には申請に際して留意すべき事項等、貿易救済措置に係る制度の理解を深めるととも に、足下の我が国におけるステンレス鋼材の入着状況について認識を共有させていただきました。
公正貿易連絡会は、今後とも日本政府のご指導も仰ぎつつ、自由で公正な貿易環境が維持・発展されるように、 取組んで参る所存です。
記
勉強会名: | 貿易救済措置の制度に係る勉強会 |
日 時: | 2022年7月29日(金) 13:30~15:30(Web会議方式) |
出 席 者: | (経済産業省)貿易経済協力局 特殊関税等調査室、国際経済紛争対策室、金属課 (民間側)ステンレス鋼公正貿易連絡会関係者(9社・団体、18名) |
内 容: | (1)各通商措置(AD(アンチダンピング)措置、CVD(補助金相殺関税))の要件及び申請手順、留意すべき事項の確認 |
①調査対象貨物の定義 | |
②申請要件(生産者資格等) | |
③ダンピングの事実(構成価格、第三国価格適用等) | |
④損害の有無(数量、価格、営業利益) | |
⑤因果関係 | |
⑥CVD 申請に関する情報 (各国補助金制度) | |
(2)直近の輸入ステンレス鋼材の状況説明 |
問い合わせ先: ステンレス協会(03-3669-5691)、一般社団法人特殊鋼倶楽部(03-3669-2081)