産業機器

硫酸、硝酸、塩酸、リン酸、有機酸などの酸や、アンモニア、カセイソーダなどのアルカリ系の各種薬品や肥料の分野では、古くからステンレスを使用。
石油精製や石油化学工業は特に高温での環境が厳しい分野に、多くのステンレスを使用。

ビールタンク＃400研磨品；タンクの長寿命化、洗浄性確保のため内面を＃400に研磨したSUS304を使用。

硬質なシリコンウエハーをスライスするカッターに析出強化型の高強度ステンレス鋼が採用された事例。

石油やガス掘削パイプには、高クロム鋼、高ニッケル・クロム・モリブデン鋼などが用いられるが、深油井では高温・高圧下でのCO2、H2S、Clイオンを含む環境下での耐食性（耐応力腐食割れ性）と高靭性・高強度を併せ持つ二相ステンレス鋼管が使用されている。

重油炊きの発電所等の煙突は、耐硫酸性が必要。
Ni、Mo、Cuを多く添加し、317Lより耐硫酸性を大幅に向上させた、煙突のメンテナンスフリー化を図った商品。
また、石炭炊きの高塩化物イオン含有の場合は、耐硫酸性に加え、耐塩化物イオン性を向上させたステンレスを使用。