作品カテゴリー:建築・土木部材
鳥取城擬宝珠橋水中梁
株式会社楢崎製作所
選考理由
文化財である鳥取城擬宝珠橋の復元には世界初のハイブリッド二重橋工法が採用されましたが、この新しい工法の実現には二相ステンレス鋼の特性が決定的な役割を果たしています。
木橋の復元と真下にある橋脚遺構を保全するため、水中にステンレス製の梁(水中梁=橋)を設置し、その水中梁の上に木橋を復元して往年の姿を復元していますが、二相ステンレス鋼の高強度を活かして水中梁の断面のスリム化と木橋脚の腐食対策の双方に貢献しており、単純な木橋のケースと比較しても長寿命化とライフサイクルコストの縮滅を達成しています。
本工事は、その話題性からみても、今後ステンレス化の進展が期待される橋梁などのインフラ分野で、ステンレス化がさらに進展するきっかけとなると期待されます。
使用鋼種:SUS821L1
使用量等:50,000kg
推薦会社:日鉄ステンレス株式会社
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