作品カテゴリー:建築・土木部材
宮古港海岸藤原地区陸閘設備
株式会社中央コーポレーション・株式会社丸島アクアシステム復興JV
選考理由
岩手県宮古市に設置された日本最大級の陸閘門のステンレス化により、国土強靭化に関連するインフラ分野でのアルミ合金からの切り替えによるステンレス需要に拡大に貢献しました。二基でステンレス厚板が約250トン使用されており、完成した陸閘門の大きさは普通鋼製、アルミ合金製を併せても国内最大であり、全国で進む津波対策ゲートのステンレス化の牽引役となりました。
従来、宮古市内にあった陸閘門は全てアルミ合金製でしたが、扉体にかかる水圧が飛躍的に増加したことで、強度の高い二相ステンレス鋼SUS821L1による設計により、扉体板形状がシンプルで突起が少なく、周囲と完全に調和した外観となっています。
さらに、扉体の奥行がスリム化したことで、車両の通行性を向上させるなど港湾としての使い勝手も改善させています。
使用鋼種:SUS821L1
使用量等:250,000kg
推薦会社:日鉄ステンレス株式会社
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